個人契約の家庭教師を円満に辞める方法|伝え方・タイミング・例文【先生向け】

個人契約の家庭教師を円満に辞める方法を、伝えるタイミング・伝え方・そのまま使える例文つきで解説します。辞めたいと思ったときほど、フェードアウトは禁物。段取りよく伝えれば、後味悪くならずにきちんと関係を終えられます。

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運営者・監修
本記事は、東大卒・現役の副業家庭教師「まさと」が、大手派遣会社と個人契約の両方を経験した立場から執筆・監修しています。 運営者について ▶
指導歴15年/小学生〜大学生の英・数・理を担当

家庭教師を続けるのが難しくなることは誰にでもあります。就活や卒業、体調、方針の不一致——理由はさまざまです。大事なのは「辞め方」。個人契約は会社が間に入らないぶん、伝え方ひとつで印象が大きく変わります。ここでは、円満に辞めるための手順と例文をまとめました。

辞める前に確認すること

まず、契約時に交わした契約書や合意メモを確認します。解約の連絡期限(「◯日前までに連絡」など)が決めてあれば、それに従うのが基本です。決めていなかった場合でも、次で解説する目安のタイミングで伝えれば問題ありません。

辞めることを伝えるタイミング(1か月前が目安)

個人契約なら、辞める意思は基本的に1か月前までに伝えるのが目安です。受験期など生徒にとって大事な時期であれば、余裕をもって早めに伝えるほど親切です。区切りのよいタイミング(学期末・月末など)に合わせると、双方すっきり終えられます。

円満に辞めるための伝え方

関係の解消のような大事な話は、できればメールだけで済ませず、授業の場や電話など直接伝えるのが丁寧です。そのうえで、日付や引き継ぎの内容をメールでも残しておくと行き違いが起きません。伝えるときは次の3点を押さえます。

  1. 感謝を先に伝える:これまでお世話になったお礼から入る
  2. 辞める理由は簡潔に:就活・卒業など、角の立たない範囲で正直に
  3. 最終日と引き継ぎを提案する:いつまで指導できるか、残りで何をやるかを具体的に

辞める連絡の例文

直接伝えたあと、または直接が難しい場合の文面として使えます。

件名:家庭教師の契約についてのご相談
◯◯様 いつもお世話になっております。◯◯です。 私事で恐縮ですが、◯月から就職活動が本格化するため、◯月◯日をもって家庭教師を卒業させていただきたく、ご連絡いたしました。 これまで◯◯さんを担当できたこと、本当に感謝しています。残りの授業では、△△の総復習と、今後ひとりでも進められるやり方の共有をしておきたいと考えています。 急なお願いで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯◯(氏名)

やってはいけないNG対応

  • 連絡なしのフェードアウト:音信不通は最もトラブルになりやすく、評判にも関わる
  • 直前すぎる通告:「来週で辞めます」は生徒・保護者の負担が大きい
  • 感情的な理由をぶつける:不満があっても、辞める場では簡潔・穏やかに
  • 引き継ぎを放り出す:残りの授業で区切りをつけると印象が大きく変わる
✍️ まさとの体験談
駆け出しのころ、成績が伸びない生徒に熱くなって説教してしまい、気まずくなって辞めたことがあります。今思えば、伝え方も辞め方も未熟でした。以来、辞めるときは必ず「感謝→理由→引き継ぎ」の順で、区切りをつけて終えるようにしています。きちんと終えた生徒の保護者から、後日また別の紹介をもらえたこともありました。辞め方は、次の縁にもつながります。

よくある質問

Q. どのくらい前に伝えればいい?
A. 契約書に定めがあればそれに従い、なければ1か月前が目安です。受験期など重要な時期は早めが親切です。

Q. 契約期間の途中でも辞められる?
A. 辞める意思を伝える権利はあります。ただし契約書に中途解約の条件がある場合は確認を。金銭が絡む場合は無料の法律相談も選択肢です。

Q. 気まずくて言い出せません。
A. まず感謝から入り、理由は簡潔に。引き継ぎ案を添えると、相手も受け入れやすくなります。

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✍️ まさとの体験談
私はもともと大手の派遣会社の面接に行きましたが、時給1,600円で毎回レポート提出義務あり、実質サビ残に近い条件でした。しかも会社は生徒から時給7,000円以上を取っている。このギャップに気づいて個人契約に切り替えました。個人契約なら面接したその日にトライアル授業を始めて時給が発生し、予習も報告も基本なし。始めるハードルは想像よりずっと低いです。

ステップ1|登録するサイト・掲示板を選ぶ

まずは生徒と出会う「入り口」を用意します。個人契約の入り口は、マッチングサイト・個人契約の掲示板・SNS・知人紹介などがあります。1か所に絞らず、2〜3個を並行させるほど声がかかる母数が増えます。

選ぶときに必ず確認したいのが手数料です。成約ごとに紹介料がかかるサイトもあれば、完全無料のサイトもあります。手取りを最大化するなら、仲介手数料0円のサイトを軸にするのがおすすめです。当サイト(ダイレクトティーチャー)も手数料0円で、先生登録は無料です。

ステップ2|選ばれるプロフィールを作る

個人契約では、プロフィールがそのまま営業資料になります。ご家庭が見ているのは経歴の長さより「うちの子の課題を解決してくれそうか」です。

「◯◯大学在学」だけで終わらせず、対象学年・科目を絞り、「中学英語が苦手な子を、文法の総復習から定期テスト対策まで担当します」のように誰を・どうするかを具体的に書くと、指名されやすくなります。顔写真付きだと安心感が大きく上がります。

ステップ3|時給を「根拠つき」で決める

個人契約は自分で時給を決められます。相場の目安は次の通りです。

対象個人契約の時給目安
小学生1,500〜2,500円
中学生2,000〜3,000円
高校生2,500〜3,500円
中学受験・難関大受験など5,000円〜

金額を聞かれたら「時給◯◯円です。◯◯の経験があるので、まず△△を◯か月で仕上げます」という形で、値段ではなく価値を説明すると通りやすくなります。詳しくは個人契約の相場時給交渉のコツで解説しています。

ステップ4|応募・体験指導を進める

問い合わせや募集に対しては、最初の1通を速く・具体的に返すのが鉄則です。返信が遅いだけで他の先生に決まってしまいます。体験指導では、いきなり教え込むより「今の課題」と「これからの進め方」をすり合わせると、そのまま契約につながりやすくなります。

ステップ5|契約(合意メモ)を交わす

口約束はトラブルのもとです。時給・回数・時間・支払い方法・交通費・キャンセル規定などを、簡単な合意メモとして文面に残しておきましょう。堅い契約書でなくてOKで、テンプレは合意メモのテンプレートにまとめてあります。

始める前に知っておきたい注意点

派遣会社に所属している場合、その派遣を通じて出会った生徒と個別契約することを規約で禁じているケースがあります。派遣経由の生徒との直接契約は契約違反になり得るため、所属先の規約を必ず確認してください。自分で見つけた生徒との個人契約は通常問題ありません。

個人契約と派遣会社はどっちがいい?違いを比較

これから始めるなら、個人契約と派遣会社の違いも押さえておきましょう。主な違いはこの通りです。

項目個人契約派遣会社
手取り指導料がまるごと入る3〜5割が会社の取り分
生徒探し自分で探す会社が紹介
時給の決定自分で自由に設定会社の規定
トラブル対応基本は自己解決会社がサポート

手取りを最大化したいなら個人契約、手厚いサポートが欲しいなら派遣、という選び方です。実際には両方を掛け持ちする先生も多くいます。

個人契約でありがちな3つの失敗と回避法

最後に、始めたばかりの人がつまずきやすいポイントを挙げておきます。①返信が遅くて他の先生に決まる→問い合わせは当日中に返す。②プロフィールが薄くて選ばれない→対象学年・科目・実績を具体的に書く(プロフィールの書き方)。③口約束でトラブルになる→時給や回数を合意メモで残す。この3つを避けるだけで、成約率も継続率も上がります。

よくある質問

Q. 個人契約を始めるのにお金はかかりますか?
A. 無料で始められます。マッチングサイトには無料のものと成約時に手数料がかかるものがあります。手取りを重視するなら、登録も掲載も無料で仲介手数料0円のサイトを選べば、初期費用ゼロで始められます。

Q. 指導経験がなくても個人契約できますか?
A. できます。ご家庭が見るのは経歴の長さより「課題を解決してくれそうか」です。対象学年と科目を絞り、進め方を具体的に書いたプロフィールなら、経験が浅くても選ばれます。

Q. 始めてから生徒が決まるまでどれくらいかかりますか?
A. 複数の経路に登録して並行して動けば、数週間で最初の問い合わせが来ることが多いです。1か所だけで待つと数か月動かないこともあります。

Q. オンラインだけでも始められますか?
A. 始められます。オンラインは地域を問わず生徒を探せるため母数が広がり、移動時間ゼロで実質時給も上がります。

まとめ

個人契約の始め方は、①入り口を複数用意する、②選ばれるプロフィールを作る、③時給を根拠つきで決める、④最初の1通を速く返す、⑤合意メモを交わす、の5ステップです。

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