家庭教師の初回授業の進め方を、先生向けにそのまま使える台本つきでまとめました。初回でやるべきことは「教え込む」ことではありません。生徒と打ち解け、今の学力をつかみ、次につなげる——この3つに絞れば、未経験でも自然に良い初回になります。
初回授業は、その後の継続を左右する一番大事な回です。とはいえ気負う必要はありません。初回のゴールは「仲良くなる」「今どこまで分かるかをつかむ」「次につなげる」の3つだけ。ここでは60分を想定した具体的な流れと、事前の準備、保護者対応まで、先生視点で解説します。
初回授業の目的は「たくさん教える」ことではない
初回で知識を詰め込もうとすると、生徒は緊張して固まり、空気が重くなります。初回の本当の目的は、生徒に「この先生となら続けられそう」と思ってもらうこと。そのために必要なのは、教える技術より「打ち解ける」ことと「現状把握」です。
初回授業の流れ(60分の台本)
- あいさつ・雑談(5分):明るくゆっくり。自分の趣味や得意科目を一言添えると、生徒も話しやすくなります。
- 今日のゴール共有(3分):「今日はいきなり難しいことはしない。どこまで分かってるかを一緒に見て、最後に1つだけ“できた”を作って終わろう」と伝える。
- 現状ヒアリング(10分):困っている科目・単元、学校の進度、勉強のやり方を雑談の延長で聞き出す。
- 学力チェック(15分):簡単な問題から解いてもらい、どこでつまずくかを観察。できる問題から始めるのがコツ。
- 1テーマだけ一緒に解く(15分):つまずいた単元を1つだけ、一緒に「解けた」まで持っていく。
- 次回の予告・宿題(5分):次に何をやるかを軽く決め、無理のない宿題を1つ。
- 保護者へのあいさつ・報告(7分):今日見えたことと次回の方針を一言。
初回授業前に準備しておくこと
- 生徒の学年・科目・つまずいている単元を事前に保護者から聞いておく
- 簡単な学力チェック用の問題を数問用意しておく(できる問題から)
- 集中力が切れやすい子かどうかなど、接し方のコツを事前確認
- 対面なら筆記用具・付箋、オンラインなら通信・画面共有・手元カメラを前日にテスト
保護者へのあいさつ・報告のしかた
授業の始めと終わりに、保護者へ一言あいさつをします。終わりの報告では「今日見えた課題」と「次回やること」を短く伝えるだけで十分。専門用語を並べるより、「ここでつまずいていたので、次はここから一緒にやります」と具体的に話すと信頼されます。
2回目以降につなげるコツ
初回の最後に、次回の内容を一緒に決めておくと「また来てほしい」という空気が自然に生まれます。最初から完璧を目指さず、毎回ひとつ「できた」を積み重ねる設計にすると、生徒も保護者も継続を選びやすくなります。
よくある質問
Q. 初回でどこまで教えるべき?
A. 教える量より「1つだけ“解けた”を作る」ことを優先しましょう。詰め込みは逆効果です。
Q. 生徒が緊張して話してくれません。
A. 勉強の話より先に、趣味や部活など雑談から。先生側が自己開示すると、生徒も話しやすくなります。
Q. オンラインの初回で気をつけることは?
A. 通信・画面共有・手元カメラを前日にテストしておくこと。技術トラブルで初回の印象を落とさないのが大切です。
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ステップ1|登録するサイト・掲示板を選ぶ
まずは生徒と出会う「入り口」を用意します。個人契約の入り口は、マッチングサイト・個人契約の掲示板・SNS・知人紹介などがあります。1か所に絞らず、2〜3個を並行させるほど声がかかる母数が増えます。
選ぶときに必ず確認したいのが手数料です。成約ごとに紹介料がかかるサイトもあれば、完全無料のサイトもあります。手取りを最大化するなら、仲介手数料0円のサイトを軸にするのがおすすめです。当サイト(ダイレクトティーチャー)も手数料0円で、先生登録は無料です。
ステップ2|選ばれるプロフィールを作る
個人契約では、プロフィールがそのまま営業資料になります。ご家庭が見ているのは経歴の長さより「うちの子の課題を解決してくれそうか」です。
「◯◯大学在学」だけで終わらせず、対象学年・科目を絞り、「中学英語が苦手な子を、文法の総復習から定期テスト対策まで担当します」のように誰を・どうするかを具体的に書くと、指名されやすくなります。顔写真付きだと安心感が大きく上がります。
ステップ3|時給を「根拠つき」で決める
個人契約は自分で時給を決められます。相場の目安は次の通りです。
| 対象 | 個人契約の時給目安 |
|---|---|
| 小学生 | 1,500〜2,500円 |
| 中学生 | 2,000〜3,000円 |
| 高校生 | 2,500〜3,500円 |
| 中学受験・難関大受験など | 5,000円〜 |
金額を聞かれたら「時給◯◯円です。◯◯の経験があるので、まず△△を◯か月で仕上げます」という形で、値段ではなく価値を説明すると通りやすくなります。詳しくは個人契約の相場と時給交渉のコツで解説しています。
ステップ4|応募・体験指導を進める
問い合わせや募集に対しては、最初の1通を速く・具体的に返すのが鉄則です。返信が遅いだけで他の先生に決まってしまいます。体験指導では、いきなり教え込むより「今の課題」と「これからの進め方」をすり合わせると、そのまま契約につながりやすくなります。
ステップ5|契約(合意メモ)を交わす
口約束はトラブルのもとです。時給・回数・時間・支払い方法・交通費・キャンセル規定などを、簡単な合意メモとして文面に残しておきましょう。堅い契約書でなくてOKで、テンプレは合意メモのテンプレートにまとめてあります。
始める前に知っておきたい注意点
派遣会社に所属している場合、その派遣を通じて出会った生徒と個別契約することを規約で禁じているケースがあります。派遣経由の生徒との直接契約は契約違反になり得るため、所属先の規約を必ず確認してください。自分で見つけた生徒との個人契約は通常問題ありません。
個人契約と派遣会社はどっちがいい?違いを比較
これから始めるなら、個人契約と派遣会社の違いも押さえておきましょう。主な違いはこの通りです。
| 項目 | 個人契約 | 派遣会社 |
|---|---|---|
| 手取り | 指導料がまるごと入る | 3〜5割が会社の取り分 |
| 生徒探し | 自分で探す | 会社が紹介 |
| 時給の決定 | 自分で自由に設定 | 会社の規定 |
| トラブル対応 | 基本は自己解決 | 会社がサポート |
手取りを最大化したいなら個人契約、手厚いサポートが欲しいなら派遣、という選び方です。実際には両方を掛け持ちする先生も多くいます。
個人契約でありがちな3つの失敗と回避法
最後に、始めたばかりの人がつまずきやすいポイントを挙げておきます。①返信が遅くて他の先生に決まる→問い合わせは当日中に返す。②プロフィールが薄くて選ばれない→対象学年・科目・実績を具体的に書く(プロフィールの書き方)。③口約束でトラブルになる→時給や回数を合意メモで残す。この3つを避けるだけで、成約率も継続率も上がります。
よくある質問
Q. 個人契約を始めるのにお金はかかりますか?
A. 無料で始められます。マッチングサイトには無料のものと成約時に手数料がかかるものがあります。手取りを重視するなら、登録も掲載も無料で仲介手数料0円のサイトを選べば、初期費用ゼロで始められます。
Q. 指導経験がなくても個人契約できますか?
A. できます。ご家庭が見るのは経歴の長さより「課題を解決してくれそうか」です。対象学年と科目を絞り、進め方を具体的に書いたプロフィールなら、経験が浅くても選ばれます。
Q. 始めてから生徒が決まるまでどれくらいかかりますか?
A. 複数の経路に登録して並行して動けば、数週間で最初の問い合わせが来ることが多いです。1か所だけで待つと数か月動かないこともあります。
Q. オンラインだけでも始められますか?
A. 始められます。オンラインは地域を問わず生徒を探せるため母数が広がり、移動時間ゼロで実質時給も上がります。
まとめ
個人契約の始め方は、①入り口を複数用意する、②選ばれるプロフィールを作る、③時給を根拠つきで決める、④最初の1通を速く返す、⑤合意メモを交わす、の5ステップです。
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