塾講師から家庭教師(個人契約)へ切り替えるメリットと、その進め方を先生向けにまとめました。集団指導から1対1へ、そして中抜きのない個人契約へ——同じ働く時間でも、手取りと自由度を大きく上げられます。塾講師経験はそのまま強い武器になります。
塾講師のアルバイト経験がある人にとって、家庭教師の個人契約は「次の一手」として相性の良い選択肢です。指導経験がある強みを活かしつつ、時給の中抜きをなくし、シフトの自由度も上げられます。ここでは、塾講師との違い・切り替えるメリット・具体的な進め方を解説します。
塾講師と家庭教師(個人契約)の違い
| 塾講師(アルバイト) | 家庭教師(個人契約) | |
|---|---|---|
| 時給 | 1,100〜1,800円ほど(固定) | 中抜きなし。交渉次第で上げやすい |
| 指導形式 | 集団・複数生徒 | 1対1でじっくり |
| 準備・雑務 | 授業外の業務や研修が多め | 指導に集中しやすい |
| シフト | 塾の時間割に合わせる | 生徒と直接調整できる |
| 生徒集め | 塾が用意 | 自分で見つける(マッチング利用) |
塾講師から個人契約に切り替える5つのメリット
- 手取りが増える:派遣会社を通さない個人契約なら中抜きがなく、時給がそのまま手取りになる
- 1対1でじっくり教えられる:集団と違い、一人に合わせた指導ができて成果も出しやすい
- シフトを自分で決められる:塾の時間割に縛られず、生徒と直接調整できる
- 授業外の雑務が減る:研修や事務作業が少なく、指導に集中しやすい
- 塾講師経験がそのまま強みになる:指導経験はプロフィールで大きなアピールになり、生徒が集まりやすい
塾講師から個人契約に切り替える進め方
- 手数料0円のマッチングサービスに登録する(手数料無料を選ぶ理由)
- プロフィールに「塾講師◯年」の指導経験・担当学年・実績を書く
- 条件(時給・曜日・科目)を保護者とすり合わせ、合意メモを残す
- 塾を掛け持ちする場合は、塾の就業規則を確認する(掛け持ちで規約違反になるケース)
- まずは1〜2件から始め、慣れたら増やす
切り替えるときの注意点
- 掛け持ちの可否:塾によっては競業を禁じている場合があるので、規約を確認する
- 確定申告:個人契約の収入は自分で管理が必要。副業なら年間20万円超で申告対象
- 生徒集めは自分で:塾のように生徒が用意されないぶん、プロフィールと最初の募集が大事
よくある質問
Q. 塾講師の経験は個人契約で有利になりますか?
A. はい。指導経験はプロフィールで強いアピールになり、保護者に選ばれやすくなります。
Q. 塾と家庭教師の掛け持ちはできますか?
A. 塾の就業規則によります。競業を禁じている場合もあるので、事前に確認しましょう。
Q. 個人契約は塾よりどのくらい手取りが増えますか?
A. 中抜きがなくなるぶん、同じ生徒負担でも講師の手取りは大きく増えます。時給を相場より少し高く設定しても、保護者の総額は派遣より安くなることが多いです。
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ステップ1|登録するサイト・掲示板を選ぶ
まずは生徒と出会う「入り口」を用意します。個人契約の入り口は、マッチングサイト・個人契約の掲示板・SNS・知人紹介などがあります。1か所に絞らず、2〜3個を並行させるほど声がかかる母数が増えます。
選ぶときに必ず確認したいのが手数料です。成約ごとに紹介料がかかるサイトもあれば、完全無料のサイトもあります。手取りを最大化するなら、仲介手数料0円のサイトを軸にするのがおすすめです。当サイト(ダイレクトティーチャー)も手数料0円で、先生登録は無料です。
ステップ2|選ばれるプロフィールを作る
個人契約では、プロフィールがそのまま営業資料になります。ご家庭が見ているのは経歴の長さより「うちの子の課題を解決してくれそうか」です。
「◯◯大学在学」だけで終わらせず、対象学年・科目を絞り、「中学英語が苦手な子を、文法の総復習から定期テスト対策まで担当します」のように誰を・どうするかを具体的に書くと、指名されやすくなります。顔写真付きだと安心感が大きく上がります。
ステップ3|時給を「根拠つき」で決める
個人契約は自分で時給を決められます。相場の目安は次の通りです。
| 対象 | 個人契約の時給目安 |
|---|---|
| 小学生 | 1,500〜2,500円 |
| 中学生 | 2,000〜3,000円 |
| 高校生 | 2,500〜3,500円 |
| 中学受験・難関大受験など | 5,000円〜 |
金額を聞かれたら「時給◯◯円です。◯◯の経験があるので、まず△△を◯か月で仕上げます」という形で、値段ではなく価値を説明すると通りやすくなります。詳しくは個人契約の相場と時給交渉のコツで解説しています。
ステップ4|応募・体験指導を進める
問い合わせや募集に対しては、最初の1通を速く・具体的に返すのが鉄則です。返信が遅いだけで他の先生に決まってしまいます。体験指導では、いきなり教え込むより「今の課題」と「これからの進め方」をすり合わせると、そのまま契約につながりやすくなります。
ステップ5|契約(合意メモ)を交わす
口約束はトラブルのもとです。時給・回数・時間・支払い方法・交通費・キャンセル規定などを、簡単な合意メモとして文面に残しておきましょう。堅い契約書でなくてOKで、テンプレは合意メモのテンプレートにまとめてあります。
始める前に知っておきたい注意点
派遣会社に所属している場合、その派遣を通じて出会った生徒と個別契約することを規約で禁じているケースがあります。派遣経由の生徒との直接契約は契約違反になり得るため、所属先の規約を必ず確認してください。自分で見つけた生徒との個人契約は通常問題ありません。
個人契約と派遣会社はどっちがいい?違いを比較
これから始めるなら、個人契約と派遣会社の違いも押さえておきましょう。主な違いはこの通りです。
| 項目 | 個人契約 | 派遣会社 |
|---|---|---|
| 手取り | 指導料がまるごと入る | 3〜5割が会社の取り分 |
| 生徒探し | 自分で探す | 会社が紹介 |
| 時給の決定 | 自分で自由に設定 | 会社の規定 |
| トラブル対応 | 基本は自己解決 | 会社がサポート |
手取りを最大化したいなら個人契約、手厚いサポートが欲しいなら派遣、という選び方です。実際には両方を掛け持ちする先生も多くいます。
個人契約でありがちな3つの失敗と回避法
最後に、始めたばかりの人がつまずきやすいポイントを挙げておきます。①返信が遅くて他の先生に決まる→問い合わせは当日中に返す。②プロフィールが薄くて選ばれない→対象学年・科目・実績を具体的に書く(プロフィールの書き方)。③口約束でトラブルになる→時給や回数を合意メモで残す。この3つを避けるだけで、成約率も継続率も上がります。
よくある質問
Q. 個人契約を始めるのにお金はかかりますか?
A. 無料で始められます。マッチングサイトには無料のものと成約時に手数料がかかるものがあります。手取りを重視するなら、登録も掲載も無料で仲介手数料0円のサイトを選べば、初期費用ゼロで始められます。
Q. 指導経験がなくても個人契約できますか?
A. できます。ご家庭が見るのは経歴の長さより「課題を解決してくれそうか」です。対象学年と科目を絞り、進め方を具体的に書いたプロフィールなら、経験が浅くても選ばれます。
Q. 始めてから生徒が決まるまでどれくらいかかりますか?
A. 複数の経路に登録して並行して動けば、数週間で最初の問い合わせが来ることが多いです。1か所だけで待つと数か月動かないこともあります。
Q. オンラインだけでも始められますか?
A. 始められます。オンラインは地域を問わず生徒を探せるため母数が広がり、移動時間ゼロで実質時給も上がります。
まとめ
個人契約の始め方は、①入り口を複数用意する、②選ばれるプロフィールを作る、③時給を根拠つきで決める、④最初の1通を速く返す、⑤合意メモを交わす、の5ステップです。
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